長野県野辺山高原のアズマヒキガエルの体の大きさと個体群密度

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  • 門脇 正史
    筑波大学農林技術センター八ヶ岳演習林 筑波大学農林技術センター井川演習林

書誌事項

タイトル別名
  • Body Size and Population Density of <i>Bufo japonicus formosus</i> from Nobeyama Highland, Nagano
  • Body size and population density of Bufo japonicus formosus from Nobeyama Highland,Nagano
  • Body size and population density of Buf

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説明

1994年と1995年に長野県野辺山高原(標高1350m)のアズマヒキガエルの個体群について調査した.繁殖期は4月下旬から5月初旬で,夏の活動期は5月下旬から9月下旬であった.ヒキガエルの全調査期間の平均頭胴長は雄で94.2mm(N=77,SD=8.2)であり,雌で95.5mm(N=69,SD=8.0)であった.頭胴長は低地のヒキガエルよりも小さかった.また,全調査期間の平均体重は雄で103g(N=76,SD=25.9),雌で104g(N=57,SD=29.1)だった.年内の再捕率は雄0.333,雌0.320であり,雌雄間で有意差はなかった.Petersen法により推定された個体群密度は5.9/haで,信頼区間(95%)は3.9-8.0/haだった.

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