963. 北海道北部, 礼文島の中新統メシク二層の貝化石群

書誌事項

タイトル別名
  • 963. MOLLUSCAN FAUNA FROM THE MIOCENE MESHIKUNI FORMATION ON REBUN ISLAND, NORTHERN HOKKAIDO
  • 北海道北部,礼文島の中新統メシクニ層の貝化石群〔英文〕
  • ホッカイドウ ホクブ レブントウ ノ チュウシントウ メシクニソウ ノ カイ

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説明

礼文島北部に分布する中新統メシクニ層から産出した貝化石群には, 三つの群集が認められた。一つはMytilus tichanovitchiに代表される群集で, 二つめは"Crassostrea" gravitestaとGlycymeris spp.の群集であり, ともに浅海であり, ともに浅海の砂底群集である。第三の群集はLucinoma等のやや深い泥底群集である。Mytilus tichanovitchiは北海道をはじめサハリンやカムチャッカでも報告されており, メシクニ層からの産出は北太平洋地域のMytilusの時空分布を考える上で重要である。メシクニ層はMytilus tichanovitchiの産出によって北海道中央部の朝日層と対比できるとともに, その化石内容からは, 羽幌地域の築別・三毛別動物群に対比可能である。

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参考文献 (57)*注記

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