720. 南ダコタ Deadwood 層産若干のカンブリア紀後期三葉虫の個体発生

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タイトル別名
  • 720. ONTOGENIES OF A FEW UPPER CAMBRIAN TRILOBITES FROM THE DEADWOOD FORMATION, SOUTH DAKOTA
  • 南ダコタDeadwood層産若干のカンブリア紀後期三葉虫の個体発生
  • ミナミ ダコタ Deadwoodソウサン ジャッカン ノ カンブリアキ コウキ

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抄録

本報告においては, 三葉虫3種, アグノスタス類2種の個体発生を図示記載する。すなわち, 前者はAphelotoxon triangulata, n. sp., Pulchricapitus davisi KURTZ, Housia ovata PALMERであり, 後者はPseudagnostus communis (HALL and WHITFIELD)およびHomagnostus tumidosus (HALL and WHITFIELD)である。これらの材料はすべて南ダコタ州のカンブリア紀後期のDeadwood層Elvinia帯から得られたものであるが, 前3者については比較的良く研究されたものの, 後2者に関してはやゝ不完全である。研究の結果, Aphelotoxon triangulataの系統発生がPonumia, HousiaならびにCliffia各属に, またPalchricapitus davisiのそれがCoosinaおよびWilsonella属に近縁であることが明らかとなった。Housia ovataの後期幼生はおそらくクーセラ類のあるもの-例えばCoosia longocula PALMERあるいはCoosella convexa TASCHなど-から放散, 由来したものと考えられる。

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