778. 阿武隈山地相馬地域の真野層産ビゼー世腕足類化石

書誌事項

タイトル別名
  • 778. A VISEAN BRACHIOPOD FAUNA FROM THE MANO FORMATION, SOMA DISTRICT, ABUKUMA MOUNTAINS, NORTHEAST JAPAN
  • 阿武隈山地相馬地域の真野層産ビゼー世腕足類化石〔英文〕
  • アブクマ サンチ ソウマ チイキ ノ マノソウサン ビゼー セイ ワンソクルイ

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説明

阿武隈山地, 相馬地域(福島県相馬郡鹿島町立石)の真野層最上部の砂岩から後期ビゼー世(前期石炭紀)を示す腕足類化石が得られた。従来真野層の地質時代は前期石炭紀トルネー世とされていたが, 少なくとも同層の最上部は後期ビゼー世の堆積物であると考えられる。また真野層と上位の上部ビゼー統立石層との間には著しい傾斜不整合が存在するといわれていたが, 野外で不整合の証拠は認められず, しかもこの腕足類化石の産出により両層間に想定されていた時間間隙はないことが明らかになった。このたび採集・同定された腕足類は次の7種である : Leptagonia analoga (Phillips), Rugosochonetes cf. R. celticus Muir-Wood rev. Brand, Yanishewskiella cf. Y. angulata (Yanishevsky), Spirifer sp., Brachythyris sp., Syringothyris sp., Tylothyris laminosa (M'Coy)。

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