835. 飛騨高原の福地近傍一重ヶ根産の志留紀三葉虫群

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タイトル別名
  • 835. ON THE SILURIAN TRILOBITE FAUNULE OF HITOEGANE NEAR FUKUJI IN THE HIDA PLATEAU, JAPAN
  • 飛騨高原の福地近傍一重ケ根産の志留紀三葉虫群〔英文〕
  • ヒダ コウゲン ノ フクチ キンボウ ヒトエ ガネサン ノ シリュウキ サン

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抄録

岐阜県吉城郡上宝村福地地方の一重ヶ根産の三葉虫中にScutelluidae, Illaenidae, Proetidae, Cheiruridae, Encrinuridaeに属する8種以上の種属が含まれていて, そのなかにKosovopeltis hidensis, Proetus(Coniproetus) tenuiceps, P. (Coniproetus?) subconicus, Cheirurus hitoeganensisの4新種が含まれていて, Encrinurus fimbriatus hypostomata もある。このフォーナーはLudlovianでその石灰岩中のものはその中後期である。また、凝灰質頁岩産のEncrinurus cf. kitakamiensisは同後期或はPridolianで, 輝緑凝灰岩産のDecoroscutellum (?) sp. indet.も之と近い時代のものであろう。そして一重ヶ根三葉虫群は全体として一方では横倉山三葉虫群を通じて豪州東部ものと、他方では蒙古地向斜を通じてボヘミアのものとのつながりが認められる。福井県大野郡和泉村の九頭竜湖北岸白馬洞産のEncrinurus cf. similisもこれとほぼ同時代のものである。

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被引用文献 (1)*注記

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