自然消失した胃MALTリンパ腫の1例

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  • 渡辺 昌則
    日本医科大学付属第2病院/消化器病センター
  • 前島 顕太郎
    日本医科大学付属第2病院/消化器病センター
  • 小峯 修
    日本医科大学付属第2病院/消化器病センター
  • 水谷 聡
    日本医科大学付属第2病院/消化器病センター
  • 吉野 雅則
    日本医科大学付属第2病院/消化器病センター
  • 坊 英樹
    日本医科大学付属第2病院/消化器病センター
  • 松本 光司
    日本医科大学付属第2病院/病理部
  • 徳永 昭
    日本医科大学付属第2病院/病理部

書誌事項

タイトル別名
  • A case of spontaneous regression of gastric MALT lymphoma

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説明

症例は60歳,男性。初回内視鏡検査で胃体部に2型様腫瘍を認め,生検では胃悪性リンパ腫と診断された。約1カ月半後の再検では,腫瘍の周堤は平坦化し,Ⅱc様に著明な形態変化を示していた。胃全摘術による切除標本では,粘膜固有層に限局した異型リンパ球を認めたが,明らかな腫瘍細胞は認められなかった。短期間の著明な形態変化と腫瘍細胞の消失を考えると,胃MALTリンパ腫の自然治癒と推察され,文献的考察を加え報告する。

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