食道癌術後6年後に加療した胃管癌の1例

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  • A metachronous double cancer of gastric tube after esophagectomy 6 years ; a case report

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抄録

症例は50歳代,男性。食道のいわゆる癌肉腫に対して右開胸開腹胸部食道全摘,胸壁前経路胃管再建術を施行した。術後1年毎に検査を行なっていた。術後6年に施行した内視鏡で胃(管)癌と診断した。境界明瞭な粘膜下層癌のため胃管部分切除術を行なった。病理診断は低分化型腺癌 pT1(SM2)N0M0であった。食道癌術後も長期生存例が得られるようになり,異時性重複癌の検索も重要と考えられた。

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