ホスフィン基およびホスホン基を有する巨大網状構造型樹脂による海水からのウラン採取

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タイトル別名
  • Recovery of Uranium from Seawater with Macroreticular Resins Containing Phosphino and Phosphono Groups

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説明

物理的細孔構造の異なる9種のスチレン-ジビニルベンゼン球状共重合体を高分子基体として, ホスフィン基およびホスホン基を有する巨大網状型樹脂 (RCSP) を 合成 し, そのウラン吸着性を検討した.これらの樹脂のウラニルイオン吸着容量は官能基量にほぼ比例したが, 海水ウラン吸着性能については, 樹脂の物理的細孔に加え, 湿潤細孔の形成が大 きく影響することが確認された, 今回, 合成した9種の樹脂のうち, 最も海水ウラン吸着性能の大きかったRCSP (C),(G) を充填したカラムに40日間SV180h-1で海水を通液した結果, カルシウムとマグネシウムは5日以内に飽和吸着量に達したのに対し, ウラン吸着量は, 通液日数が経過するとともに増加することから, RCSPは, 海水ウランに対して, 高い吸着性を有することが明らかになった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680426010368
  • NII論文ID
    130004674993
  • DOI
    10.11457/swsj1965.44.316
  • COI
    1:CAS:528:DyaK3MXhtFShtb8%3D
  • ISSN
    03694550
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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