NaCl-KCl-MgCl<SUB>2</SUB>-CaCl<SUB>2</SUB>-H<SUB>2</SUB>O系の塩化ナトリウム晶出領域の塩濃度 (その2)

書誌事項

タイトル別名
  • Calculation of the Solubility of Salts in the Quinary System of NaCl-KCl-MgCl<SUB>2</SUB>-CaCl<SUB>2</SUB>-H<SUB>2</SUB>O Saturated with Sodium Chloride (Part 2)
  • NaCl-KCl-MgCl2-CaCl2-H2O系の塩化ナトリウム晶出領域の塩濃度-2-
  • NaCl KCl MgCl2 CaCl2 H2Oケイ ノ エンカ ナトリウム

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説明

イオン交換膜かん水の濃縮過程を検討するため, 3成分系の溶解平衡の測定値からNaCl-KCl-MgCl2-CaCl2-H2O系5成分系の塩化ナトリウム晶出領域の塩濃度を推算する近似式を導き, 次の結果を得た.<BR>1) 0℃ から100℃ の任意の温度に対する5成分系の塩化ナトリウムの溶解度および他の成分の濃度を推算する近似式を導いた.<BR>2) 近似式から算出した塩化カリウム, 塩化マグネシウム, 塩化カルシウムの濃度は±0.05wt%の誤差内で実測値と一致した. 塩化ナトリウムの計算値は一般に共存成分の濃度すなわちnの値が大きくなると実測値との誤差も大きくなる. しかし本実験の範囲内すなわちn<0.25mol/100g溶液の場合, 相対誤差 (R.D.) は±4.5%以内であった.<BR>3) 松尾らのイオン交換膜かん水の濃縮過程の測定値と計算値とは比較的よく一致し, 組成の異なる他のイオン交換膜かん水の濃縮過程の検討にも, 近似式が利用できることを推論した.

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