MF値と濁度の比較検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Comparison of MF-value and Turbidity
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説明
1) MF法は, 圧縮性濁質を主として測定しているため, 鉄フロック, 生物などについて感度はよいが, 砂, 泥については低い感度を示した.<BR>2) 光散乱法は, 海水中の懸濁物の組成による影響が比較的少なく, 感度は良好であった. しかし, 現場での低濁度の海水を測定する場合は操作性の観点より誤差を生じやすい.<BR>3) 測定限界は, 圧縮性濁質の多い海水に適用した場合MF法では0.1mg/l, 光散乱法は黒板で0.1mg/l, 標準板法で0.03mg/lであった.<BR>4) イオン製塩の膜付着物は圧縮性物質が主成分であった.<BR>以上の結果より, MF法は現場での操作上の誤差が入りにくく, また膜付着物成分が圧縮性であることから, 製塩プラントにおける現場管理用測定法としてはMF法が適当であると考えられる.
収録刊行物
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- Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan
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Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan 37 (1), 38-41, 1983
The Society of Sea Water Science, Japan
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680427649280
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- NII論文ID
- 130004674838
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- ISSN
- 03694550
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可