東京歯科大学水道橋病院矯正歯科における過去5年間の口唇裂口蓋裂患者の統計的観察

DOI 被引用文献11件 参考文献7件
  • 吉村 亮子
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 安部 輝美
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 宮崎 晴代
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 小野 暁美
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 三代 真義
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 長谷部 利一
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 坂本 輝雄
    東京歯科大学歯科矯正学講座
  • 末石 研二
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 谷田部 賢一
    東京歯科大学口腔健康臨床科学講座歯科矯正学分野
  • 山口 秀晴
    東京歯科大学歯科矯正学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Statistical Analysis on Patients with Cleft Lip and/or Palate in the Past 5 Years at the Orthodontic Clinic, Suidohbashi Hospital of Tokyo Dental College

この論文をさがす

説明

東京歯科大学水道橋病院矯正歯科に1999年1月から2003年12月までの過去5年間に来院した口唇裂口蓋裂患者について,実態を把握する目的で臨床統計調査を行い,以下の結果を得た.<BR>1.来院患者数は174名であった.<BR>2.性別は,男性84名(48.3%),女性90名(51.7%)で,女性がやや多かった.<BR>3.患者の初診時年齢は6,7歳時がピークであった.<BR>4.患者の居住地域は埼玉県73名(42.0%),東京都59名(33.9%),神奈川県18名(10.3%)で,以下茨城,千葉,山梨,群馬,栃木,長野の順であった.<BR>5.紹介元医療機関は,他大学病院82名(47.1%),総合病院が75名(43.1%)であった.<BR>6.裂型別発現頻度は唇顎口蓋裂94名(54.0%),唇顎裂33名(19.0%),口蓋裂29名(16.7%),唇裂17名(9.8%),正中唇裂1名(0.6%)であった.片側性唇顎LI蓋裂では左:右=4.0:1,片側性唇顎裂では29:1,片側性唇裂では1.7:1と各型とも左側が多かった.裂型別男女差は唇顎口蓋裂では大きな男女差は認めなかったが,唇顎裂は男性に多く,唇裂,口蓋裂は女性に多かった.<BR>7.前歯部のオーバージェットはプラスが35名(20.1%),マイナスが121名(69.5%)であった.

収録刊行物

被引用文献 (11)*注記

もっと見る

参考文献 (7)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ