上向き噴流式フラッシュ蒸発海水淡水化に関する実験的研究

書誌事項

タイトル別名
  • Experimental Study on Upward Spray Flash Desalination
  • 上向き噴流式フラッシュ蒸発海水淡水化に関する実験的研究(整理式の導出)
  • ウワムキ フンリュウシキ フラッシュ ジョウハツ カイスイ タンスイカ ニ カンスル ジッケンテキ ケンキュウ セイリシキ ノ ドウシュツ
  • Derivationo f EmpiricalE quation
  • 整理式の導出

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抄録

上向き噴流式フラッシュ蒸発海水淡水化装置において, 口径が異なるステンレス製直管型ノズルを用いて実験を行い, ノズル口径が蒸発現象に与える影響を調べるとともに, 1本のノズルからの噴流の影響範囲を予測する無次元整理式を求めた. 実験はノズル流出液温度をTo=24-35℃, ノズル内平均液流速をυ=1.2-2.7m/s, 過熱度を△Ts=2.0-6.OKに設定して行った. 噴流の温度は, 水平に並べた10本の測温抵抗体を高さ方向に移動させて合計25カ所で計測した.<BR>その結果, ノズル口径が大きいほど圧力損失が小さいため, 過熱域がノズル出口からと流側へ拡大し, 配管およびノズル内壁に生成した気泡が, ノズルから噴出するまでにより大きく成長して蒸発が促進された. また, 実験データから, 蒸発終了高さzhならびに半径方向蒸発終了距離γeに関する無次元整理式を導出した. これらの式を用いることにより, 実プラントの設計に必要とされるフラッシュ蒸発器の高さならびにノズルの設置間隔を, 運転条件に応じて見積もることができる.

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参考文献 (11)*注記

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