沖縄琉球石灰岩島の地下海水の取水・性状・養殖特性

書誌事項

タイトル別名
  • Well Seawater Obtained from Underground Limestone Layer in OKINAWA Islands, its Drawing Techniques, Physical, Chemical and Biological Characteristics and Performance of Shellfish (Abalone) Cultivation
  • オキナワ リュウキュウ セッカイガントウ ノ チカ カイスイ ノ シュスイ セイジョウ ヨウショク トクセイ

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抄録

沖縄県竹富町黒島は, サンゴ礁島で地下は琉球石灰岩である. ここに井戸を約100m掘削し, 地下海水を揚水した. 深度59m~72m間は, 変成琉球石灰岩 (シルト岩) 層の堅牢な地層で, この下部から揚水した海水は, 周年恒温で表層海水と隔離され, 化学的に低酸素, 微生物学的には極めて清浄でバクテリア, ウイルス, 植物ピコプランクトンが, 表層外洋海水の数パーセント以下であった. この海水を用いアワビを試験飼育したところ, 放流養殖の2倍の成長を示し, 生残率は大略100%を示し有望な海水資源であることが認められた.

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