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- 宮本 文穂
- 山口大学 工学部知能情報システム工学科
書誌事項
- タイトル別名
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- DURABILITY OF CONCRETE STRUCTURES IN THE PERSIAN GULF
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説明
ペルシャ湾近傍に位置するイランおよびアラブ諸国の多くのコンクリ復ト構造物は早期劣化が深刻になりつつある。このような早期劣化は, ペルシャ湾特有の厳しい環境, 有害物を含む材料の使用による低品質コンクリート, 熟練作業員および養生期間の不足などがもたらしている。イラン南部の海岸地域にあるコンクリート構造物の広範囲にわたる調査が過去15年にわたって実施されてきた。目視調査および各種試験の結果は, 支配的な劣化要因がコンクリート構造物内に配置された補強鉄筋の腐食であることを示している。硫酸塩の浸透, 塩化物の作用, アルカリ骨材反応および環境的なひび割れ現象もコンクリート構造物に対するいくつかの劣化現象の原因となっている。本稿ではペルシャ湾域におけるコンクリート構造物に関する耐久性問題を概観することによって, コンクリート構造物の早期劣化の主要な原因を議論する。なお, ここでは建設時に考慮すべき必要な注意点についても概要を述べる。
収録刊行物
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- Concrete Journal
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Concrete Journal 38 (3), 29-33, 2000
Japan Concrete Institute
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680432492160
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- NII論文ID
- 130004399061
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3cXivVWgtbw%3D
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- ISSN
- 03871061
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可