摂食に関わる機能発達の研究とそのあゆみ

  • 向井 美惠
    昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座口腔衛生学部門

書誌事項

タイトル別名
  • History of Developmental Studies on Eating Function
  • セッショク ニ カカワル キノウ ハッタツ ノ ケンキュウ ト ソノ アユミ

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近年, 保健・医療領域を含めて日本の社会において食に関わる関心は強い. その中の一つに「摂食に関わる機能発達」がある. 小児保健領域では, 授乳や離乳をはじめ育児支援として医科歯科が連携した保健領域からの研究が多くなされている. また, 機能発達に遅れのある小児の医療や療育の場における訓練指導の根拠としての研究も多くなされ, 両領域が同時平行的に発展している. ここでは, 最近30余年で急激に発展してきた新しい分野である本分野を保健と医療に分けてわが国の1980∼1990年代を中心にその研究と臨床の歩みをまとめた. 摂食に関わる機能発達の障害の有無にかかわらず, 食を通して小児の心身の健康な発育を支援し, 命を支える歯科医療の果たす役割は今後ますます重要となろう.

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参考文献 (72)*注記

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