内視鏡的静脈瘤結紮術 (EVL) 用オーバーチューブ挿入により食道穿孔を来した一例

書誌事項

タイトル別名
  • Esophageal perforation as overtube-related complication associated with endoscopic variceral ligation (EVL)
公開日
2006
DOI
  • 10.11423/jsph1999.12.2_130
公開者
The Japan Society for Portal Hypertension

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説明

内視鏡的静脈瘤結紮術の数少ない合併症のうち, オーバーチューブ挿入に伴う食道穿孔は, 重篤かつ難治性となることで広く知られているが, 症例報告は少ない.今回我々は58歳女性の食道静脈瘤破裂治療に際し本合併症に遭遇した.穿孔が縦隔内にとどまっていたことから, 強力な抗生剤投与を軸とした保存療法を行い改善が得られた.本合併症に関する症例報告は, 自験例を含め女性患者に集中しており, 特に体格の小さい女性へのオーバーチューブ挿入は注意を払う必要があると考えられる.常に愛護的な操作を心がけ, 挿入時に抵抗を感じた場合は, 頸部・胸部触診やCTを行い, 合併症の早期発見に努めるべきである.

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