論文 多孔質媒体における生物的目詰りを考慮した生物学的処理モデルの開発1カラムスタディへのモデルの適用

  • ELJAMAL Osama
    Department of Urban and Environmental Engineering, Graduate School of Engineering, Kyushu University
  • 神野 健二
    Department of Urban and Environmental Engineering, Faculty of Engineering, Kyushu University
  • 細川土 佐男
    Department of Civil and Urban Design Engineering, Faculty of Engineering, Kyushu Sangyo University

書誌事項

タイトル別名
  • Development of biological treatment model with biological clogging processes in porous media: Model application to a column study

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抄録

本研究では多孔質媒体のおが屑添加により生じる生物学的処理能力,生物学的目詰まりへの影響を研究している.<BR>土とおが屑からなるカラムによる実験から得られたデータをもとに,本実験における溶質輸送を再現し多孔質媒体中の生物学的目詰まり過程を含む生物学的処理の数値モデルを開発した.本モデルにおいて輸送項の計算では移流分散方程式を用い,反応項の計算では微生物の代謝による酸化還元反応を組み込んだ.また生物学的目詰まり効果を再現するため生物量を体積に変換し空隙率の変化を計算した.<BR>構築したモデルで実験結果を評価できた.また,おが屑自体も透水性を確保しつつ,様々な微生物還元機能を促進させるための材料として期待できることを確認できた.

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参考文献 (47)*注記

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