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- 佐々木 実
- 広島修道大学人文科学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of a mental countermeasure on the Guilty Knowledge Test by P3
説明
本実験はP3を指標に用いたGKTに対する心理的カウンタメジャーの効果を検討した.28名の被験者が模擬窃盗に参加し, 引き出しに入った5つの貴金属のうち1つを盗んだ.被験者はカウンタメジャーを行う群 (CM群) とカウンタメジャーを行わない群 (NCM群) のいずれかにランダムに割り当てられた.本実験のGKTでは, 5つの貴金属がそれぞれCRT上に呈示され, 被験者は刺激が呈示されたらすぐにボタンを押すように教示された.さらに, CM群の被験者にだけ, 検査中200から7ずつ暗算で引き続けるように教示が与えられた.実験の結果, CzとPzで裁決刺激に対するP3振幅が小さくなっていたが, 非裁決刺激との振幅差は有意であった.検出成功率はCM群で50%, NCM群で79%であった.本実験の結果から, P3を指標に用いた虚偽検出はカウンタメジャーの影響を受けないことが示された.
収録刊行物
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- Japanese Journal of Physiological Psychology and Psychophysiology
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Japanese Journal of Physiological Psychology and Psychophysiology 20 (1), 39-47, 2002
Japanese Society for Physiological Psychology and Psychophysiology
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680434830592
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- NII論文ID
- 130004698494
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- ISSN
- 02892405
- http://id.crossref.org/issn/02892405
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可