<b>ベンゾオキサジン変性草本系リグニンによる </b><b>フェノール樹脂の高性能化 </b>

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  • 木村　肇
    大阪産業技術研究所　森ノ宮センター　有機材料研究部
  • 大塚　恵子
    大阪産業技術研究所　森ノ宮センター　有機材料研究部
  • 米川　盛生
    大阪産業技術研究所　森ノ宮センター　有機材料研究部
  • 松本　明博
    大阪産業技術研究所　森ノ宮センター　有機材料研究部

書誌事項

タイトル別名
  • <b>High Performance Phenolic Resin using Benzoxazine-Modified </b><b>Herbaceous Lignin </b>
  • ベンゾオキサジン変性草本系リグニンによるフェノール樹脂の高性能化
  • ベンゾオキサジン ヘンセイ ソウホンケイ リグニン ニ ヨル フェノール ジュシ ノ コウセイノウカ

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説明

<p>枯渇の恐れがあり環境に対する負荷が大きな石油や石炭のような化石資源を用いることなく，環境問題の原因となる恐れの少ない非化石資源であるリグニン系天然材料を用いたフェノール樹脂の高性能化について研究した。まず，草本系リグニンに反応性を付与した変性（反応性）リグニンを新しく開発した。開発した変性リグニンをフェノール樹脂と複合化させ，変性草本系リグニンを含むフェノール樹脂成形材料および成形品を作製した。 作製した変性リグニンを含むフェノール樹脂成形品は，草本系（天然）リグニンを用いて作製したフェノール樹脂成形品の欠点であった耐水性が改善され，かつ耐熱性や電気絶縁性にも優れたフェノール樹脂成形品が得られることが分かった。また変性リグニンを作製するための原料であるホルムアルデヒド，アニリンおよび草本系リグニンの仕込み比を変えることにより，得られるフェノール樹脂の特性が変わることも明らかになった。</p>

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