<b>摩擦材用フェノール樹脂の現状と展開 </b>

  • 木本 誠二
    DIC 株式会社 千葉工場ポリマ第一技術本部 ポリマ技術5 グループ 〒290-8585 千葉県市原市八幡海岸通12

書誌事項

タイトル別名
  • <b>Current Trends and Development of Phenolic Resins </b><b>Used for Riction Materials </b>
  • 摩擦材用フェノール樹脂の現状と展開
  • マサツザイヨウ フェノール ジュシ ノ ゲンジョウ ト テンカイ

この論文をさがす

抄録

フェノール樹脂は加熱により3 次元ネットワークを形成する熱硬化性樹脂である。優れた耐熱性,機械的強度を示すことから,安全性が重要視される自動車部品に多数使用されている。その中でも本稿では,ブレーキやクラッチの部材である摩擦材に使用されるフェノール樹脂について総説した。最近の摩擦材要求特性とそれに対するフェノール樹脂の変性技術,開発動向について解説する。また,含浸加工における樹脂組成最適化によるマイグレーションの防止,VOC 低減を目指したフェノール樹脂水溶性化への取り組みについても解説する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ