ネコの見かけの消化率測定

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  • 粗蛋白質ならびに炭水化物含量の影響

抄録

ドライフード中のCP含量あるいは炭水化物含量が,成ネコの全糞採取法あるいは酸化クロム(Cr2O3)標識法による見かけの消化率に及ぼす影響を明らかにするため,2回の消化試験を行った。実験1では食餌中のCP含量の影響を調べた。DM,CPならびに粗脂肪の見かけの消化率はいずれの方法においても食餌中のCP含量の増加に比例して増加した。また,全糞採取法によるこれらの消化率とCr2O3標識法による消化率との間に生じる差は,食餌中のCP含量の増加に伴って減少する傾向を示した。実験2では食餌中炭水化物含量の影響を調べた。NFE含量の高いデンプン食や,繊維含量の高い繊維食を給与したが,全糞採取法による消化率とCr2O3標識法による消化率との間に生じる差の大きさは,対照食と比較して大きな違いがなかった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680437137920
  • NII論文ID
    130004626012
  • DOI
    10.11266/jpan1998.6.supplement_12
  • ISSN
    13443763
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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