<b>有機ガラス形成物質の緩和時間の一般的性質と複素弾性率の予測式 </b>

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タイトル別名
  • <b>General Law of Relaxation of Organic Glass-forming Substances </b>
  • 有機ガラス形成物質の緩和時間の一般的性質と複素弾性率の予測式
  • ユウキ ガラス ケイセイ ブッシツ ノ カンワ ジカン ノ イッパンテキ セイシツ ト フクソ ダンセイリツ ノ ヨソクシキ

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抄録

ガラス転移は熱力学的な定義による相転移ではなく非平衡凍結現象であり,その本質は緩和現象である。従って緩和時間がガラス転移現象を記述する最も基本的な物性値の一つであると言える。そこで,低分子有機ガラス,高分子有機ガラスの温度と緩和時間の一般的な関係式を見出すことを目的に,既知の分散地図から,緩和時間の予測式の導出を行った。その結果,材料の種類に関わらず緩和時間と見掛けの活性化エネルギーに相関があることが分かった。その結果から,異なる周波数で測定したガラス転移温度(tanδピーク温度)の比較などが可能であることが分かった。

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