書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on May beetles injurious to the turfgrass XI.
- 芝草を加害するコガネムシ類の研究-11-ドウガネブイブイ成虫の飛翔現象
- シバクサ オ カガイスル コガネムシルイ ノ ケンキュウ 11 ドウガネブイブ
- ドウガネブイブイ成虫の飛翔現象
- Flight phenomena of the cupreous charfer, <I>Anomala cuprea</I> HOPE
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抄録
ドウガネブイブイの成虫は, 幼虫の食物であるサツマイモ, ラッカセイの茎葉を摂食しないので, これらの畑地で発生した成虫は成虫の食餌植物の存在する場所まで移動しなければ増殖することが困難である. 成虫の行動は被害と密接な関係があるので, その飛翔現象をとりあげた. 成虫の胸部背面に針金の小片を接着してその上部を固定し, 飛行時における翅の振動回数をストロボスコープで観察・測定するとともに, オシログラフによる翅の振動音の波形, 飛行時間等について調査した.<BR>1) 成虫は空中に遊離されると少し飛翔したのち脱糞し, その後長いもので36分間飛行を継続した個体があった.<BR>2) 飛行時, 前翅は体の上方に展開し, 折り曲げた前・中脚を接触しない様に上下に約20°~30°の角度で, 後翅に同調して運動するのが認められた.<BR>3) 後翅は上に上った時は左右がほとんど接触する位に達したのち, 下方に向って空気を打つように波状に運動し, 前翅の後背を上下約150°~160°の角度で大きく運動した.<BR>4) 翅の振動回数は68~82/secの間であり, たえず少しずつ変化しながら飛行した. 飛行を中止する直前の数値は68/secであった.<BR>5) 針金を接着したまま長時問成虫を飼育することができた. 針金で接着することによる大きな影響は考えられない.
収録刊行物
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- Annual Report of The Kansai Plant Protection Society
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Annual Report of The Kansai Plant Protection Society 21 (0), 21-27, 1979
The Kansai Plant Protection Society
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680440864256
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- NII論文ID
- 130004642548
- 10004755287
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- NII書誌ID
- AN0004725X
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- NDL書誌ID
- 2044340
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- ISSN
- 03871002
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可