イネミズゾウムシの飼育

書誌事項

タイトル別名
  • Rearing method of the rice water weevil, <I>Lissorhoptrus oryzophilus</I> Kuschel (Coleoptera: Curculionidae) in the laboratory
  • イネミズゾウムシ ノ シイク

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説明

イネミズゾウムシの飼育条件を検討した結果以下の知見を得た。<BR>1. 人工気象器内でイネを寄主植物として幼虫を飼育すると接種後43日目以降, ヒエでは39日目以降に新成虫が得られた. また,温室Aのイネでは, 42日目以降であった.<BR>2. 温室AとBにおいて, 水道水を飼育容器に灌水した場合, 成虫は全く回収できなかった. この原因は,水道水の塩素イオンが幼虫の発育に何らかの影響を与えたと考えられた.<BR>3. 新成虫は, 28±1℃, 50~95% R. H., 16L8D, 12000lxの条件では羽化後22日目以降に産卵を開始したが, 飼育温度が25±1℃では全く産卵しなかった. これは, 本種を室内で累代飼育する上で重要な条件となると思われた.

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