書誌事項
- タイトル別名
-
- Telomere, Telomerase, Cellular immortalization and Cancer
この論文をさがす
説明
テロメアは、染色体末端の保護、染色体の安定性に重要な機能をしている。テロメラーゼは、染色体末端テロメアを合成する酵素であり、in vitro、in vivoのがん細胞でその活性が検出される。がん細胞におけるテロメア長は様々であるが、細胞分裂に伴うテロメアの短縮は見られず、テロメアが維持されている点では共通である。テロメアの維持が、がん細胞の維持に必須であると考えられており、最近ではテロメラーゼの調節機構が重要視されている。高感度かつ簡便なテロメラーゼ測定法であるTRAP法が開発されて以来、急速にテロメラーゼに関する情報の蓄積がなされてきた。ヒトのテロメラーゼの鋳型RNAもクローニングされ、その調節メカニズムの糸口も少しつつ明らかになってきた。
収録刊行物
-
- TISSUE CULTURE RESEARCH COMMUNICATIONS
-
TISSUE CULTURE RESEARCH COMMUNICATIONS 15 (4), 189-197, 1996
The Japanese Tissue Culture Association
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680442678656
-
- NII論文ID
- 10013840717
-
- NII書誌ID
- AA11048252
-
- ISSN
- 09123636
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可