塗膜の付着に及ぼす軟鋼板の表面あらさの影響

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タイトル別名
  • Effect of Surface Roughness of Mild Steel on the Adhesion of Coating Films
  • 塗膜の付着に及ぼす軟鋼板の表面あらさの影響(ノート)
  • トマク ノ フチャク ニ オヨボス ナンコウハン ノ ヒョウメン アラサ ノ

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抄録

アルキド樹脂塗料, ニトロセルロース (NC) ラッカー及びポリエステルパテを耐水研摩紙またはサンドブラストで表面研摩した軟鋼板に塗装して, 軟鋼板の表面あらさと塗膜の付着の関係を検討した。その結果は次のようである。<BR>(1) 超音波付着強さ及びアドヘロメーター付着強さの大きさの順位は次の通りである。<BR>アルキド樹脂塗料>NCラッカー>ポリエステルパテ<BR>2) アルキド樹脂塗料は超音波付着強さ及びアドヘロメーター付着強さと表面あらさの関係は極大曲線を画き, ピークの表面あらさ値は4.2μmである。<BR>(3) NCラッカー及びポリエステルパテは超音波付着強さ一表面あらさ関係は極大曲線を示し, 表面あらさ値2~3μmにピークが現われる。<BR>(4) ポリエステルパテの引張付着強さは, 表面あらさ値1~4μmの範囲で, ほぼ一定 (72~75kgf/cm2) の値を示し, アドヘロメーター付着強さは, 表面あらさ値の増大と, ともに単調に増加する。また, 超音波付着強さは表面あらさ値3μm付近にピークが現われる。<BR>鋤またNCラッカーでは, 同じく3μm付近に極大が示される。

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参考文献 (1)*注記

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