書誌事項
- タイトル別名
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- Some Aspects of the Graf tpolymerization of Methacrylates onto Carbon Black Surface by Butyllithium
- ブチル リチウム オ モチイル カーボン ブラック リュウシ ヒョウメン エ
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説明
ブチルリチウム (BuLi) またはBuLiとカーボンブラック (CB) との複合体を用い, 窒素中でトルエンを溶媒にして, メタクリル酸メチル (MMA) やメタクリル酸ブチル (BMA) のCB粒子表面へのグラフト重合反応を0℃で調べた。<BR>BuLiによるCB存在下のMMAの重合では, スチレンの系とは異なり, 開始反応がCB表面とBuLiとの反応に優先した。ファーネスブラック (HAF級ブラヅク) の表面を水素化ホウ素ナトリウムで還元すると, もとのCBの系に比べて, 生成するホモポリマーの重合度が小さかった。一方, カラーブラックとBuLiとの複合体を用いてMMAなどのメタクリル酸エステルを重合すると, アクリロニトリルの系とは違って, グラフトポリマーはCB粒子を含んだゲルの生成を伴った。しかし, 複合体の形成に必要な量以上のBuLiが存在する系では, その量の多いほどゲル量が減少し, グラフト率が低下した。このようなことから, CB粒子の表面にMMAやBMAなどがグラフト重合する速度は比較的小さく, BuLiによるそれらモノマーの重合速度に及ぼないこともわかった。なお, ここでは, 得られた実験結果を解析するとともに, ゲルの生成機構を考えた。
収録刊行物
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- Journal of the Japan Society of Colour Material
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Journal of the Japan Society of Colour Material 54 (5), 263-268, 1981
Japan Society of Colour Material
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680444415616
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- NII論文ID
- 130004994204
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- NII書誌ID
- AN00354634
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- NDL書誌ID
- 2314330
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- ISSN
- 0010180X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可