塗膜の光劣化に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Research on photodegradation of paint films
  • 塗膜の光劣化に関する研究--光照射時のラジカル発生量と力学的特性変化
  • トマク ノ ヒカリ レッカ ニ カンスル ケンキュウ ヒカリ ショウシャジ ノ ラジカル ハッセイリョウ ト リキガクテキ トクセイ ヘンカ
  • 光照射時のラジカル発生量と力学的特性変化
  • Radical Yield and Mechanical Properties Change by Light Irradiation

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説明

椰子油変性アルキド樹脂またはスチレン共重合アクリル樹脂をブチル化メラミン樹脂で硬化させたフィルムについて, 促進耐候性試験 (DPW) 前後の表面状態変化および組成変化, 力学的特性変化をしらべた。また, DPWにおける照射エネルギーに相当する時間キセノン光を試料に照射したときに発生するラジカル量をESRにより測定することで, フィルムからのラジカル発生量と各物性変化との関連性について評価した。さらに紫外線吸収剤がそれらの特性変化に及ぼす影響を評価した。<BR>試料の表面状態は, DPW400時間までは大きな変化がなかったが, 組成変化と力学的特性変化が250時問以降に見られた。とくに試料フィルムの引張り伸び率は大きく変化し, 紫外線吸収剤の影響も明らかになった。これらの特性変化が光によるラジカル発生量と概ね相関していること, また光照射後短期間で, ラジカル発生にともなう化学的・物理的変化が試料内部で起こっていることがわかった。

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参考文献 (18)*注記

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