ヒドロキシベンジリデンアニリン類およびそのナフチル導入誘導体を配位子とするチタンキレート錯体の合成と性質

書誌事項

タイトル別名
  • Synthesis and Properties of Titanium Chelates Coordinated with Hydroxybenzylidene Anilines and Their Naphthyl Derivatives
  • ヒドロキシ ベンジリデン アニリンルイ オヨビ ソノ ナフチル ドウニュウ ユウドウタイ オ ハイイシ ト スル チタン キレート サクタイ ノ ゴウセイ ト セイシツ

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説明

シッフ塩基として2-ヒドロキシ-N- (6-クロロ-2-ヒドロキシベンジリデン) アニリン類およびそのクロロフェニル部にナフチル基を導入したアゾメチン類を配位子とするチタンキレート錯体を合成し, 熱安定性, 可視吸収スペクトル, 有機溶媒への溶解性に及ぼす置換基の影響を検討した。<BR>6-クロロベンジリデンアニリン類を配位子とする錯体の熱安定性は, 配位子の芳香環にニトロ基を導入することにより向上し, メチル基を導入することにより低下する傾向があり, 有機溶媒への溶解性と関連し, 溶解性が減少すると向上する傾向を示した。<BR>一方, 配位子の芳香環としてナフチル基を導入することにより錯体は, 吸収極大波長や吸収端がかなり長波長にシフトし, 有機溶媒への溶解性は相当するフェニル基をもつ配位子の錯体と同様に低いが, 熱安定性は400℃以上の高い安定性を示した。

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