ポリエチレン被覆鋼管の陰極剥離に及ぼすエポキシプライマー層中のエポキシ基濃度の影響

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タイトル別名
  • Effect of the Concentration of Epoxy group in Adhesive Epoxy Primer on Cathodic Delamination of Polyethylene-Coated Steel Pipe
  • ポリエチレン ヒフク コウカン ノ インキョク ハクリ ニ オヨボス エポキシプライマーソウ チュウ ノ エポキシキ ノウド ノ エイキョウ

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説明

ポリエチレン被覆鋼材のアミン硬化系エポキシプライマー中のエポキシ基濃度が, 60℃での陰極剥離距離に及ぼす影響を調査した。陰極剥離距離はエポキシ基濃度の増加にともない低下した。各種単位重量あたりのエポキシ基濃度の異なるエポキシ樹脂とアミン系硬化剤を使用した場合において, アミンの配合比率が反応当量の場合には, 単位重量あたりのエポキシ基増加にともなう架橋密度の上昇による遮断能の向上で説明できる。当量からはずれる場合にはエポキシ樹脂リッチ側で陰極剥離を抑制することができる。これは, 界面近傍のエポキシ樹脂とアミン系硬化剤の比率が大きく影響し, バルク特性の影響は小さいと推定され, アミンとエポキシ基の鋼表面との結合特性に依存すると推定された。耐陰極剥離性の向上には, エポキシプライマーの架橋密度の向上あるいは他性能に差し支えない範囲で, アミン系硬化剤を減少させるとよい。

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