大気に曝された窒化チタンの表面処理とその処理効果

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タイトル別名
  • Surface Treatment of Titanium Nitride Exposed into the Atmosphere and its Surface Properties
  • タイキ ニ サラサレタ チッカ チタン ノ ヒョウメン ショリ ト ソノ ショ

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アルコールによる窒化チタンの表面処理を光電子スペクトル, X線回折, 走査型電子顕微鏡分散嗜好性, 熱分解およびパラフィンとの混練物の流動性から検討した。これらの結果から以下のことが認められた。 (1) 窒化チタンの表面は空気中の酸素で酸化された酸化チタンからなり, さらにその表面は空気中の水分によって生成された表面水酸基で覆われている。 (2) したがって, 窒化チタンは酸化チタンの表面処理手法で有効に表面処理される。 (3) 窒化チタンはアルコールで表面処理すると, 表面は親油・疎水性に変化するが, 基体の組成, 構造に変化はない。 (4) 表面処理窒化チタンの熱分解生成物の主成分は, 使用したアルコールと同族なオレフィンであることから, 付着基は使用したアルコールのアルコキシ基からなると考えられる。 (5) パラフィンとの混練物の流動性は表面処理することで著しく増加した。

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