スルホローダミンBより導かれる反応染料の合成と性質

  • 許 英梅
    中国大連理工大学 精細化工国家重点実験室
  • 呉 祖望
    中国大連理工大学 精細化工国家重点実験室

書誌事項

タイトル別名
  • Synthesis and Properties of Reactive Dyes Derived from Sulforhodamine B
  • スルホローダミン B ヨリ ミチビカレル ハンノウ センリョウ ノ ゴウセイ

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抄録

Sulforhodamine B (C. I. Acid Red 52) を原料とし, クロロスルホン化後, アミノ化を経由することにより, 3番目のベンゼン環上に反応基 (ジクロロトリアジン基), β-ヒドロキシ・エチルスルポニル硫酸エステル基, β- (N-メチルタウリル) ・エチルスルホン基を導入して, 一連のキサンテン系反応染料を合成した。得られた染料は母体染料Sulforhodamine Bと比較すると, その溶液の吸収極大波長は深色的であり, 絹糸繊維上でSulforhodamine Bと比較して, 少し紫よりであり, 染着率と反応率は割合高く, 洗濯堅牢度は4-5級になり, 割合高い鮮明さと洗濯堅牢度を備え, 性能の優れた反応染料であることがわかった。また, Sulforhodamine Bのクロロスルホン化物より, スルポニルメチルアミン化物 (N1N2) の構造よりSulforhodamine Bのクロロスルホン化物および合成染料の構造を推定した。

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参考文献 (16)*注記

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