アルコール性水酸基で修飾した二酸化チタンとセリウムイオン系で開始される粒子表面へのビニルモノマーのグラフト重合

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タイトル別名
  • Graft Polymerization of Vinyl Monomers onto Titanium Dioxide Modified with Alcoholic Hydroxyl Groups Initiated by the System Consisting of Ceric Ion and Alcoholic Hydroxyl Groups of the Surface
  • アルコールセイ スイサンキ デ シュウショクシタ 2サンカ チタン ト セリウ

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抄録

アルコール性水酸基で修飾したポリメチルシロキサン被覆二酸化チタン (Ti/Si-R-OH) 表面の親水性を向上させる目的で, 粒子表面のアルコール性水酸基とセリウムイオンとのレドックス反応によって生成する表面ラジカルからの親水性モノマーのラジカルグラフト重合について検討した。その結果, Ti/Si-R-OHとセリウムイオンとを組み合わせた系でアクリルアミド, N, N-ジエチルアクリルアミド (DEAM), およびN-イソプロピルアクリルアミド (NI PAM) のレドックス重合が開始され, Ti/Si-R-OH表面へ対応するポリマーがグラフトすることが分かった。また, このような二酸化チタン表面の水に対する濡れ性は, これらの親水性ポリマーをグラフトさせることにより著しく向上することが分かった。さらに, 32℃に下限臨界共溶温度を持っPDEAMやPNI PAMをグラフトしたTi/Si-R-OHは, 32℃以下の温度では, 水中へ安定に分散するのに対して, それ以上の温度では, 分散性を失うことが分かった。

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参考文献 (19)*注記

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