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- 今井 健雄
- 花王株式会社 化粧品研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Control of Pigments' Diameter and Shape by Using Water-in-Oil Cmulsions.
- WO エマルション オ モチイタ ガンリョウ ノ ケイジョウ セイギョ
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抄録
化粧品や食品あるいは医薬品等, 人体に直接関わるものに使用可能な色素は限定されており, 新色材の開発は, 既存色素の改質が中心となっている。今回, 顔料の着色特性に大きな影響を及ぼす粒径や形状をコントロールするたあ, W/Oエマルション中の微細な水滴に着目し顔料の調製をおこなった結果についてまとめた。酸性染料と多核アルミニウム塩とをW/Oエマルション中において反応させることにより, 優れた分散性を備える球状の微粒子顔料が得られた。これらの顔料の粒径は, 調製時のエマルション組成, 顔料濃度及びエマルション中の水滴粒径によってコントロールできることがわかった。顔料の粒径の減少に伴い, その着色力および着色物の彩度は上昇した。これらの変化は, 顔料粒径の減少に伴う散乱光の減少, および吸光係数の増大によるものであることがわかった。
収録刊行物
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- Journal of the Japan Society of Colour Material
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Journal of the Japan Society of Colour Material 71 (3), 194-203, 1998
Japan Society of Colour Material
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680446605056
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- NII論文ID
- 10003730990
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- NII書誌ID
- AN00354634
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- COI
- 1:CAS:528:DyaK1cXjtVyntb0%3D
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- NDL書誌ID
- 4437079
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- ISSN
- 0010180X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可