第11回 遺伝子情報保護の現状と課題

  • 辻丸 光一郎
    特許業務法人池内・佐藤アンドパートナーズ 東京オフィス

書誌事項

タイトル別名
  • No.11: The protection of the genomic information in the patent system
  • 企業活動と知的財産制度--知的財産制度の現状と活用状況(11)遺伝子情報保護の現状と課題
  • キギョウ カツドウ ト チテキ ザイサン セイド チテキ ザイサン セイド ノ ゲンジョウ ト カツヨウ ジョウキョウ 11 イデンシ ジョウホウ ホゴ ノ ゲンジョウ ト カダイ

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説明

ゲノム・ポストゲノム研究の進展により,遺伝子の塩基配列情報,アミノ酸配列情報,タンパク質の立体構造三次元座標データなどの遺伝子情報が次々と明らかになってきている。また,ゲノム創薬では,これらの情報を基にコンピュータを使用した研究(コンピュータ・スクリーニング)の比重が大きくなってきている。一方,特許制度は情報自体を保護する制度ではないので,遺伝子情報は,特許では保護され難いのが現状である。本稿では,遺伝子情報の特許による保護の現状を説明し,併せてその問題点についても言及する。

収録刊行物

  • 情報管理

    情報管理 47 (1), 20-28, 2004

    国立研究開発法人 科学技術振興機構

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