腎移植における泌尿器科的合併症

書誌事項

タイトル別名
  • UROLOGICAL COMPLICATION IN RENAL TRANSPLANTATION

この論文をさがす

説明

腎移植後の泌尿器科的合併症は, その頻度はけっして低いものでなく, さらに重篤な合併症をも招来し, 移植腎機能廃絶あるいは致命的状態に発展することも稀ではない.<br>兵庫県立西宮病院泌尿器科において, 1973年2月より1983年1月までに施行した生体腎移植100例, 死体腎移植7例, 計107例のうち5例 (4.7%) に泌尿器科的合併症を経験した. うち尿瘻が3例 (2.8%), 尿路通過障害, 尿路結石が各1例 (0.9%) ずつであった. 107例全例とも Paquin 変法による尿管膀胱新吻合術を施行した. いずれの症例も死亡することなく, 又移植腎機能の廃絶もなく治癒せしめることができた.

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ