症例 心房ペースメーカーと体外送信器systemによる心室性頻拍の1治験例

書誌事項

タイトル別名
  • Termination of ventricular tachycardia by an implantable atrial pacemaker and external pacemaker activator
公開日
1985
DOI
  • 10.11281/shinzo1969.17.5_550
公開者
Japan Heart Foundation

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説明

洞機能不全症候群および薬物抵抗性の難治性心室頻拍(VT)を伴った拡張型心筋症の患者に心房ペースメーカーを植込み,新しく作製した携帯式オーバードライブ用送信器を用いて,同一ペースメーカーによる高頻度心房刺激を行い,VTを停止しえた.これまで心室高頻度刺激によるVT発作時の治療はいくつかの成功例はみられるもののVTをaccerelateしたり,心室細動を誘発する危険性がある.一方,心房高頻度刺激にてVT発作を停止できたとする報告は非常にまれで,しかも一時的pacingでのみしか行われておらず,植込み式心房電極型ペースメーカーを利用し,体外から送信器systemで確実にVTを停止しえたのは初めてのcaseと思われる.また心房pacingは心機能および心室の受攻期に刺激が入ることを防ぐ意味からも安全性が高い.今回の治療法はVTに対する新しい領域と考えられここに報告する.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 17 (5), 550-556, 1985

    Japan Heart Foundation

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