症例 上行大動脈の背側を通る左無名静脈の2例
書誌事項
- タイトル別名
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- Two cases of the left innominate vein passi:
- behind the ascending aorta: diagnosis by contrast echocardiography and Doppler ultrasound
- コントラスト心エコー図およびドップラー心エコー図による診断
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説明
発生頻度のまれな上行大動脈の背側を通る左無名静脈を2例経験した、症例1は右側大動脈弓を伴うFallot四徴症で,症例2は部分肺静脈還流異常を伴う心房中隔欠損症である.本症自体の臨床的意義は少ないが,肺動静脈との鑑別を要し,特に手術が必要な他の心奇形に伴う場合,正確な術前診断は重要である.無名静脈走行異常の診断は,断層心エコー法によりほぼ可能であるが,我々はコントラスト心エコー法およびドップラー心エコー法を併用することで診断をさらに確実にできたので報告する.なお,症例1はFallot四徴症に対する修復手術時にも本症を確認している.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 22 (12), 1387-1390, 1990
Japan Heart Foundation
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680465371392
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- NII論文ID
- 130004412331
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- ISSN
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可