症例 急性心筋梗塞に合併した乳頭筋断裂による僧帽弁閉鎖不全症に対する緊急手術4例の検討

書誌事項

タイトル別名
  • A study of 4 cases of urgent mitral valve replacement for mitral regurgitation due to papillary muscle rupture complicating acute myocardial infarction
公開日
1998
DOI
  • 10.11281/shinzo1969.30.2_91
公開者
Japan Heart Foundation

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説明

1994年3月から1995年10月までに急性心筋梗塞に合併した乳頭筋断裂による僧帽弁閉鎖不全症4例に対し,超急性期(24時間以内)に緊急でMVRを施行した.術前のMRは全例IVで,緊急手術までの補助手段として4例全例にIABPを,3例にPCPSを積極的に使用し血行動態の安定化を図った.術中所見で4例中3例に後乳頭筋断裂が,1例に前乳頭筋断裂が認められた.術後経過は,1例が術後17時間後に左室破裂を発症し術後6日目に多臓器不全にて死亡したが,3例は術後良好に経過し生存退院した.乳頭筋断裂によるMRは急性心筋梗塞に伴う合併症の中で頻度は少ないが,予後不良な合併症の一つである.発症から短時間での超急性期緊急手術までの補助手段としてIABPやPCPSは非常に有効であると考えられる.

収録刊行物

  • 心臓

    心臓 30 (2), 91-96, 1998

    Japan Heart Foundation

被引用文献 (1)*注記

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