[HANPフォーラム2004] 「hANPが導く心不全治療新世紀」非虚血性心不全急性期における心臓交感神経活性と左室リモデリングに対するhANPの効果
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- 笠間 周
- 北関東循環器病院循環器内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of hANP on cardiac sympathetic nerve activity and left ventricular remodeling in patients with nonischemic acute heart failure
- examination using cardiac <SUP>123</SUP>I-MIBG scintigraphy
- <SUP>123</SUP>I-MIBG心筋シンチグラフィによる検討
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説明
非虚血性心不全例の急性期におけるヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP:カルペリチド)による,心臓交感神経活性,および心筋リモデリングの改善効果について,ノルエピネフリン(NE)類似物質の123I-MIBG(123I-metaiodobenzylguanidine)を用いた123I-MIBG心筋シンチグラフィ,および心エコー図にて評価した.非虚血性心不全急性期において,標準的治療であるフロセミド・ドパミン(DOA)にカルペリチドを追加投与することにより,123I-MIBG心筋シンチグラフィのパラメータである総欠損スコア(TDS),心縦隔比(H/M比),洗い出し率(WR)のいずれも改善を認め,カルペリチドによる心臓交感神経活性の改善および左室リモデリング抑制作用が明らかとなった.カルペリチドのこれらの効果の作用機序の一つとして,心筋でのNE取込みの改善作用が考えられた.
収録刊行物
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- 心臓
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心臓 37 (2), 179-182, 2005
Japan Heart Foundation
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680467362944
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- NII論文ID
- 130004415398
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- ISSN
- 05864488
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可