Mechanism of the guide wire fracture during central venous catheterization and percutaneous retrieve of a migrated guide wire using goose-neck snare catheter and balloon angiographic Berman catheter

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  • HEART's Original [基礎研究] 中心静脈カテーテル留置時におけるガイドワイヤー断裂の検討およびバルーンアンジオグラフィックバーマンカテーテルとグースネックスネアカテーテルを用いた遺残物回収の検討

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中心静脈カテーテル留置に際し,ガイドワイヤー断裂による心血管内遺残が報告されている.今回,模擬血管および引張圧縮試験機を用いてガイドワイヤー断裂の機序を検討し,さらにバルーンアンジオグラフィックカテーテルとグースネックスネアカテーテルの組み合わせによる断裂片の回収も検討した.シリコンチューブを金属穿刺針で穿刺し,その中にステンレスガイドワイヤーおよびプスチックガイドワイヤーを挿入し引張圧縮試験機で牽引した.穿刺角度80度でプスチックガイドワイヤーは剥離したが,ステンレスガイドワイヤーは損傷しなかった.張力耐性試験ではステンレスガイドワイヤーは40Nの荷重で断裂したが,プスチックガイドワイヤーは断裂しなかった.先端固定したガイドワイヤーを牽引した場合,穿刺角度60度以上でプスチックガイドワイヤーは損傷,ステンレスガイドワイヤーは変形した.損傷したガイドワイヤーを引き抜いた場合,プスチックガイドワイヤーは穿刺角度60度以上で剥離,ステンレスガイドワイヤーは穿刺角度80度で変形した.心血管内遺残が生じた4例で,バルーンアンジオグラフィックカテーテルの内腔にグースネックスネアカテーテを挿入し遺残物回収を試みたが全例で容易に回収できた.以上より,ステンレスガイドワイヤーは張力に脆弱で,プスチックガイドワイヤーは金属穿刺針で容易に剥離することが判明した.中心静脈カテーテル留置ではサーフロー留置針とプラスチックガイドワイヤーを使用すべきと考えられた.遺残物回収にはバルーンアンジオグラフィックカテーテルとグースネックスネアカテーテルの組み合わせが有用である可能性が示唆された.

Journal

  • Shinzo

    Shinzo 40 (4), 348-358, 2008

    Japan Heart Foundation

Keywords

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680468719872
  • NII Article ID
    130004416252
  • DOI
    10.11281/shinzo1969.40.4_348
  • ISSN
    05864488
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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