<I>Serratia</I>による尿路感染

書誌事項

タイトル別名
  • <I>SERRATIA</I> IN URINARY TRACT INFECTION
  • Serratiaによる尿路感染-2-尿分離例の臨床的検討
  • Serratia ニヨル ニョウロ カンセン 2 ニョウ ブンリレイ ノ リン
  • II. CLINICAL SIGNIFICANCE
  • 第2報尿分離例の臨床的検討

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抄録

Serratiaによる尿路感染症は, LANCASTER (1962) 1), ALLENら (1969) 2) によつて報告されており, SerratiaのNosocomial infectionとしての重要性が強調されている。<BR>Serratiaは, 尿路系ばかりでなく, 呼吸器系8), 中枢神経系4), 皮膚および骨組織5)の感染症および敗血症6,7)の原因菌となり, さらに腹膜灌流施行例の合併症としての感染症をおこしたとの報告がある。これらは, いずれも宿主 (患者) 側の細菌感染に対する抵抗性が減弱した状態で発症し, また広域抗生剤の多量, 長期投与例や留置カテーテル, 気管内チューブ挿入例に高頻度にみられ, Opportunistic infectionの性格が強い6-13)。<BR>私共は, 前報でS. marcescensの臨床材料分離株に対する各種抗生剤の最小発育阻止濃度(MIC)の分布を, 尿から分離した株と尿以外の臨床材料分離株で比較した。本報では, S. marcescens尿路感染例について, その臨床的背景を検討した。

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