Extended spectrum β-lactamase産生Escherichia coliおよびKlebsiella pneumoniaeの各種抗菌薬に対する薬剤感受性について
書誌事項
- タイトル別名
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- SUSCEPTIBILITY OF ESBL-PRODUCING Escherichia coli AND Klebsiella pneumoniae TO VARIOUS ANTIBACTERIAL AGENTS
- Extended spectrum ベータ lactamase サンセイ Escherichia coli オヨビ Klebsiella pneumoniae ノ カクシュ コウキンヤク ニ タイスル ヤクザイ カンジュセイ ニ ツイテ
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説明
近年, 広域スペクトラムの薬剤使用増加に伴い, 様々な耐性菌の蔓延が問題視されている。中でも腸内細菌の薬剤耐性化は, 敗血症や下部消化管術後感染症に対する治療や予後に大きな影響を及ぼす。そこで, 近畿耐性菌研究会ESBL抗菌薬サーベイランスプログラムで検出されたExtended spectrum β-lactamase産生Escherichia coli (36株) およびKlebsiella pneumoniae (12株) の薬剤感受性についてカルバペネム系薬剤およびニューキノロン系薬剤を中心に検討した。検討した抗菌薬16薬剤中で, 全菌株におけるMIC50/90はカルバペネム系が最も低く, 特にmeropenemでは0.03/0.06μg/mlであった。次いでbiapenem (0.12/0.5), imipenem (0.25/0.5), panipenem (0.25/0.5) の順であった。セフェム系薬剤ではMIC50がceftazidime (CAZ) で4μg/mlと低値であった。cefepime (CFPM), cefozopran (CZOP) は>128μg/mlであった。MIC90はセフェム系全てで>128μg/mlであった。β-ラクタマーゼ阻害剤ではtazobactam/piperacillinでMIC50が4μg/mlでsulbactam/cefbperazoneの32μg/mlよりも優れていた。ニューキノロン系薬ではMIC50で比較するとprulifloxacinが1μg/mlと最も低値を示し, pazufloxacin, ciprofloxacin (CPFX), gatifloxacin, levofloxacinは2μg/mlであった。NCCLSの基準からCPFXでの耐性率はE. coliで611%, K. pneumoniaeで16.6%存在した。遺伝子タイプ別の薬剤感受性比較はセフェム系では, cefpirome, CFPMおよびCZOPでCTX-M groupのMIC50はすべて>128μg/mlであったのに対してTEM/SHVgroupではそれぞれ16μg/ml, 2μg/ml, および8μg/mlであった。また, CAZ, aztreonumについてはTEM/SHV groupでMIC50は128μg/mlであった。一方, CTX-M groupのMIC50はそれぞれ4μg/ml, 16μg/mlであった。
収録刊行物
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- The Japanese Journal of Antibiotics
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The Japanese Journal of Antibiotics 58 (1), 1-10, 2005
公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680470306048
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- NII論文ID
- 80017490401
- 130004396003
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- NII書誌ID
- AN00002626
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD2MXisFWgu70%3D
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- ISSN
- 21865477
- 03682781
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- NDL書誌ID
- 7263575
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- PubMed
- 15847220
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可