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- 荒川 創一
- 神戸大学医学部泌尿器科学教室
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- 高木 伸介
- 神戸大学医学部泌尿器科学教室
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- 松本 修
- 神戸大学医学部泌尿器科学教室
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- 守殿 貞夫
- 神戸大学医学部泌尿器科学教室
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- 仙石 淳
- 淀川キリスト教病院泌尿器科
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- 羽間 稔
- 淀川キリスト教病院泌尿器科
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- 山崎 浩
- 兵庫県立尼崎病院泌尿器科
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- 濱見 学
- 兵庫県立尼崎病院泌尿器科
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- 岡本 恭行
- 社会保険神戸中央病院泌尿器科
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- 田中 浩之
- 社会保険神戸中央病院泌尿器科
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- 伊藤 登
- 社会保険神戸中央病院泌尿器科
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- 稲葉 洋子
- 国立神戸病院泌尿器科
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- 梅津 敬一
- 国立神戸病院泌尿器科
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- 石神 襄次
- 国立神戸病院泌尿器科
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- 松下 全巳
- 兵庫県立柏原病院泌尿器科
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- 片岡 頌雄
- 西脇市立西脇病院泌尿器科
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- 岡田 弘
- 三木市立三木市民病院泌尿器科
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- 泉 武寛
- 市立加西病院泌尿器科
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- 大部 亨
- 明石市立市民病院泌尿器科
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- 大島 秀夫
- 兵庫県立加古川病院泌尿器科
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- 三田 俊彦
- 三田・寺杣泌尿器科医院
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- 寺杣 一徳
- 三田・寺杣泌尿器科医院
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- 三田 敦子
- 三田・寺杣泌尿器科医院
書誌事項
- タイトル別名
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- A STUDY ON THE TREATMENT DURATION OF AN ANTIBACTERIAL AGENT IN COMPLICATED URINARY TRACT INFECTIONS
- UTILITY AND RECURRENCE AFTER 14-DAY TREATMENT BY FLEROXACIN
- Fleroxacin 2 週間投与の有用性と休薬後の再発について
抄録
カテーテル非留置の複雑性尿路感染症の外来患者102例を対象に, 経口抗菌薬の至適投与期間を検討する目的で, 新規キノロン系合成抗菌剤であるFleroxacin (FLRX) を原則として14日間経口投与し, 5~7日目と14日目の効果を比較検討すると共に, 休薬後の再発の有無についても検討した。<BR>FLRXは1日1回300mg投与とし, 臨床効果の判定はUTI薬効評価基準 (第3版) に準拠して行つた。その結果, 以下の成績を得た。<BR>1. 総合臨床効果は5~7日目86%, 14日目84%の有効率であつた。5~7日目と14日目を比べると, 14日目で細菌尿については菌交代が増加するが, 膿尿については正常化が増加した。<BR>2. 細菌学的効果は5~7日目91%, 14日目89%の除菌率であつた。3.主治医による臨床効果は, 5~7日目86%, 14日目88%の有効率であった。<BR>4.副作用は9.1%にみられたが, 消化器症状が主であり, 5日目以降の発現はなかった.臨床検査値の異常変動は2.3%にみられたが, いずれも軽度且つ一過性であった。<BR>5.膿尿と細菌尿を指標とした再発判定1では, 「再発なし」が休薬後1週目63%, 2週目54%, 3週目61%, 4~6週目81%であり, 「再発あり」はそれぞれ4%, 4%, 6%, 5%であり, 「再発疑い」はそれぞれ33%, 42%, 33%, 14%であった.「再発疑い」と判定されたものについては, 全般的に膿尿悪化例は少なく, 細菌尿だけ悪化という状態であった。<BR>6.細菌尿だけを指標とした再発判定2では, 休薬後4~6週目に「治癒」と判定されたもの67%, 「再発」とされたもの33%で, 出現菌からみると再燃よりも再感染が多かった.<BR>以上の成績から, カテーテル非留置の複雑性尿路感染症ではFLRXの14日間投与により十分な除菌, 臨床効果が得られるが, その効果は7日目前後ですでに明確となつていた。更に, 14日間の投与終了後菌陰性化の得られたもののうち, 1力月を経過した時点で30%程度の症例で103CFU/ml以上の細菌尿が再出現したが, 膿尿を伴うものはごく一部であり, 真の再発は全般に少なかった。又, 14日間投与によつて5日間投与に比べ副作用が増加することはなく, 本剤の安全性は高いものと考えられた。
収録刊行物
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- The Japanese Journal of Antibiotics
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The Japanese Journal of Antibiotics 44 (7), 718-731, 1991
公益財団法人 日本感染症医薬品協会