カナマイシンによる細菌性赤痢 (耐性菌赤痢をふくめて) の治療に関する研究

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タイトル別名
  • Studies on the kanamycin treatment of bacillary dysenthery including resistant dysenthery

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説明

カナマイシン (KM) は, 1957年我が国において発見された抗生物質であり, 広い抗菌スペクトルをもち, 結核をはじめ多くの感染症に対する効果を期待されて登場した1, 2)。KMの細菌性赤痢に対する経口投与による治療については, 著者がいち早く試みたところであり, 日本化学療法学会, 日本伝染病学会等に既に発表し, 1959年には英文で報告した3)。さらに, 1960年には化学療法学会総会シンポジウムにおいて, 「KMと急性感染症」と題してそれまでの成績をまとめて総括的な報告をおこなつた4)。今回は細菌性赤痢に対するその後の検討を加えて報告する。

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