遺伝的筋ジストロフィーマウスにおける骨格筋および脳の形質膜分画のouabain感受性 (Na<SUP>+</SUP>+K<SUP>+</SUP>) -ATPase活性

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タイトル別名
  • A Study on the Ouabain-Sensitive (Na<SUP>+</SUP>+K<SUP>+</SUP>) -ATPase Activities of Skeletal Muscle and Brain Membrane Fractions from Genetically Dystrophic Mice
  • 遺伝的筋ジストロフィーマウスにおける骨格筋および脳の形質膜分画のouabain感受性(Na++K+)-ATPase活性
  • イデンテキ キン ジストロフィーマウス ニ オケル コッカクキン オヨビ ノウ

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抄録

正常マウスと遺伝的筋ジストロフィーマウス (C57BL/6J-dy系) の下肢筋肉および脳より調製した形質膜分画のouabain感受性 (Na++K+) -ATPase活性について検討し, 次の結果を得た。1) 正常マウス骨格筋形質膜分画のouabain感受性 (Na++K+) -ATPase活性は筋肉を凍結処理することにより新鮮筋に比べ数倍高まった。2) 筋ジストロフィーマウスの凍結保存した筋肉から調製した筋形質膜のouabain感受性 (Na++K+) -ATPase活性は正常マウスのそれと比べ差異は認められなかったが, 筋形質膜の収量は筋ジストロフィーマウスで著明に減少した。3) 脳形質膜分画におけるouabain感受性 (Na++K+) -ATPase活性および脳形質膜の収量はともに筋ジストロフィーマウスと正常マウスの間に差異は認められなかった。

収録刊行物

  • 実験動物

    実験動物 25 (1), 1-6, 1976

    公益社団法人 日本実験動物学会

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