ウレタン麻酔によるラット性周期の発情前期のプロラクチン・サージの抑制

書誌事項

タイトル別名
  • Suppression of the Proestrus Prolactin Surge in the Rat Estrous Cycle by Urethane Anesthesia
  • ウレタン麻酔によるラット性周期の発情前期のプロラクチン・サージの抑制〔英文〕
  • ウレタン マスイ ニ ヨル ラット セイシュウキ ノ ハツジョウ ゼンキ ノ

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抄録

雄ラットへのウレタン麻酔はプロラクチン (PRL) 放出物質の検討に多用されている。しかし, 雌のPRL分泌に及ぼすウレタン麻酔の影響についての検討は少ない。本研究では, ラット性周期の発情前期のPRL分泌に及ぼすウレタン麻酔の影響について検討した。ウレタン1.Og/kg及び1.5g/kgを発情前期の13時に投与したところ, 発情前期のPRLサージは完全に抑制された。また, ウレタン1.0g/kgでは翌日の排卵を阻止し得なかったが, ウレタン1.5g/kgは排卵を完全に阻止した。ウレタン1.0g/kgを発情前期の13時に投与して18時に血清及び下垂体のPRL, LH濃度を調べたところ, ウレタン麻酔は下垂体からのPRL, LHの放出を抑制していることが示された。しかし, ウレタン投与群のLH値はペントパルビタール投与群のLH値よりも高値を示した。

収録刊行物

  • Experimental Animals

    Experimental Animals 39 (3), 337-343, 1990

    公益社団法人 日本実験動物学会

被引用文献 (2)*注記

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