鋤鼻器剔出雌ラットにおけるロードシス行動の発現割合について

書誌事項

タイトル別名
  • Incidence of Lordosis Behavior in the Female Rat Following Removal of the Vomeronasal Organ
  • 鋤鼻器剔出雌ラットにおけるロードシス行動の発現割合について〔英文〕
  • ジョビキ テキシュツメス ラット ニ オケル ロードシス コウドウ ノ ハツゲ

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説明

Wistar今道系雌ラットの鋤鼻器を生後約4ヵ月齢で剔出した。術後, Smearの採取, 観察を行い, 発情前期像を示したラットと交尾能力を持った雄ラットとの同居を午後6時より翌朝の8時までの14時間行った (照明条件: 午後6時消灯, 午前6時点灯) 。性行動の観察にはビデオカメラを利用した。雌の性行動の発現率には, ロードシス商 (ロードシス行動の回数/マウント回数×100) を用いた。鋤鼻器剔出雌ラットのロードシス商は観察期間中, 8~22であり, 偽手術の発現率 (100) と比較し, 非常に低い値を示した。しかし, 低いロードシス商にもかかわらず, 鋤鼻器剔出雌ラットは数回の射精を受け, 妊娠し, 出産に至った。

収録刊行物

  • Experimental Animals

    Experimental Animals 37 (1), 93-95, 1988

    公益社団法人 日本実験動物学会

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