ビーグル尿中のカリクレインならびに非カリクレイン性アルギニンエステラーゼの活性

書誌事項

タイトル別名
  • Urinary Kallikrein and Non-Kallikrein Arginine Esterase Activities in Beagle Dogs
  • ビーグル尿中のカリクレインならびに非カリクレイン性アルギニンエステラーゼの活性〔英文〕
  • ビーグル ニョウチュウ ノ カリクレイン ナラビニ ヒ カリクレインセイ アル

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説明

オス, メス各8頭のイヌ (ビーグル) 1について, 16時間に排泄した尿中のカリクレインならびに非カリクレイン性アルギニンエステラーゼの活性を測定した。酵素活性の測定は, D-valyl-L-leucyl-L-arginine-p-nitroani-lideを基質として, 30℃, pH8.0の条件下で行い, 1分間に1μmolの基質を水解する酵素活性をもって酵素1単位 (U) とした。測定の結果, イヌ尿中カリクレイン活性は, 3.87~48.92 (平均28.48) mU/ml, 1.05~12.51 (平均4.56) U/16hrs, 非カリクレイン性アルギニンエステラーゼ活性は, 0.06~24.28 (平均7.11) mU/ml, 0.01~9.78 (平均1.43) U/16hrsであった。カリクレインと非カリクレイン性アルギニンエステラーゼの活性の比は, 1: 0.002~1: 2.98 (平均1: 0.42) であった。イヌにおけるこれら2種の尿中酵素活性はともに, メスに比べてオスの方が高い傾向にあることが認められた。

収録刊行物

  • Experimental Animals

    Experimental Animals 36 (2), 117-123, 1987

    公益社団法人 日本実験動物学会

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