スナネズミに発生した精上皮および精巣上体管上皮の過形成について

書誌事項

タイトル別名
  • Benign Testicular Hyperplasia in Mongolian Gerbils (<I>Meriones unguiculatus</I>)
  • スナネズミに発生した精上皮および精巣上体管上皮の過形成について〔英文〕
  • スナネズミ ニ ハッセイシタ セイジョウヒ オヨビ セイソウ ジョウタイカン

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抄録

性成熟したスナネズミで繁殖不能と診断された35頭のうち20頭に, 精上皮および精巣上体管上皮に上皮細胞の過形成を認めた。過形成の認められる精細管および精巣上体管では, 増殖した上皮細胞がそれぞれ管腔を閉塞していた。この精巣に見られる上皮細胞の過形成は, 発生頻度の高いことと比較的若い個体に発生することから, 遺伝的素因が関与している可能性も強く, 繁殖障害のモデル動物として利用が期待できる。なお, これらの問題については, 今後の検討が必要である。

収録刊行物

  • Experimental Animals

    Experimental Animals 36 (2), 191-194, 1987

    公益社団法人 日本実験動物学会

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